アルマイト独自技術と新規皮膜開発
新技術開発・技術相談
独自アルマイト技術のご紹介
Original technology
アルマイト専門メーカーとして、当社独自のアルマイト技術を保有しております。
導電性アルマイト「イズミコート」(米国特許US6.379.523B1)
通常アルマイトは絶縁性の皮膜ですが、当社ではアルマイト皮膜に導電性を持たせ、半導体製造工程などでの静電気除去に使用されています。
イズミコートの特長
- 導電性を有するため表面に静電気が帯電しない
- 熱伝導度が高く放熱性がよい
- 銀は抗菌性を有するため抗菌性皮膜となる
- 装飾性があり美しい金色から黒色まで各色調が得られる
用途・利用実績
- 半導体・液晶製造装置
- コンピュータ関連部品
- ロボット等の摺動部品
- 治工具類
抵抗値
当社では絶縁抵抗計【三菱 Hiresta】で測定。(測定方法は各社それぞれ異なります)
別途、打合せにて抵抗値管理可能です。
色調
色調(外観)は電析させる銀の量によって金色からほぼ黒色迄できます。(標準色:茶色)
また、この銀の量によっても絶縁抵抗値が変化します。
皮膜特性
膜厚:標準 10μm(5~20μm可能)
硬度:Hv300~400
耐食性:良好(キャス試験 R、No9.8)
高温でも変色しない耐熱黒色アルマイト「イズミブラック」
従来の処理では不可能だったアルミ融点まで加熱しても変色しないアルマイトを実現しました。
加熱による変化例
加熱なし | 200℃ | 300℃ | 400℃ | 500℃ | |
普通アルマイト | |||||
イズミブラック |
イズミブラックの特長
- 通常の染色(有機染料)と比較して耐熱・耐候・耐光性が格段に優れている。
- 耐色性(抜群によい)。アルミ融点660℃まで加熱しても変色ない。(アルミが溶解し皮膜が壊れるまで黒色が維持される)
- 電析時に皮膜欠陥も補修されるため耐食性が改善される
- 硬質皮膜上に充填すると耐磨耗性がよくなる
用途・利用実績
- 医療機器部品
- コンピュータ関連部品
- ロボット等の摺動部品
- 半導体・液晶製造装置
- 治工具等
皮膜特性
- 普通・硬質皮膜いずれも可、硬度Hv200~400 位
- 色調、黒色皮膜
- 膜厚、標準10μm(10~50μm可能)
- 導電性皮膜にも可能
新規皮膜開発・技術相談
Technical consultation
お客様のご要望の皮膜を新規開発します。
またアルマイトの技術的相談対応を行います。
使用用途に応じた皮膜を開発
使用用途に応じた皮膜を新規開発致します。
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300℃の昇温時にクラックが発生しない皮膜
→ 高温環境下における耐熱クラック皮膜の開発 -
1つの製品内での膜厚差のある皮膜
→ 製品内における多種皮膜生成技術の構築 -
100℃昇温真空環境下でのクラック・パーティクルを抑制する皮膜
→ 昇温真空環境下におけるパーティクルレス皮膜の開発 -
皮膜生成後に面粗度Ra0.1以下
→ アルマイト処理後における面粗度低下の抑制
技術的な相談もお気軽にお問い合わせください
用途や利用環境、アルマイトでのお悩み、課題をご相談ください。
専門メーカーとしてのアドバイス、ご提案を致します。
TEL. 0266-23-6000
FAX. 0266-23-9210